SRC(SRCシナリオ感想)

『世界』の車窓から
第一部
 GSCの新着に移転されているのを見て、いい機会かなとDL。やってみた。版権等身大と巨大の入り混じりシナリオ。
 すごいよ!
 SRCシナリオ作者の描く理想は高く、しかし実際はかなりの妥協を強いられてしまうものなのだけれど、smile-ballさんのこのシナリオは、さながら空に浮かぶ月という理想を、技術と画力の力技で強引に引き寄せてしまった、そんな感すらある。圧倒的だ。また、ゲーム性を捨てず、意欲的なシステムも盛り込んでおり、その姿勢には頭が下がる。マーカーのチュートリアル的なものがあればもっとよかったけど、それはこちらの高望みが過ぎるか。
 シャアザクはこちらの攻撃がほぼかわされてしまうため、何度か基地地形で回復しつつ、投げナイフで撃破し、ツノをゲット。……シャア専用ロードローラーに変化だと!? なにこれ楽しい。
 とにかく素晴らしいシナリオです。完結しているため、いつでも最後までプレイできるというのもいいなあ。
ドーパント少女まどか☆クウガ・第6話
 版権等身大シナリオ。このシナリオの特徴の一つである、本編と外伝の多層構造によって、より深く物語を楽しめるようになっている点が、今回は本編と外伝が一緒に追加されたことにより相乗効果をもたらしている。杏子というキャラ、そしてそれを取り巻く人間関係に焦点が当てられ、今後の、原作とは異なってくるであろう展開に否が応でも期待が高まってしまう。
 戦闘パートはステージボスが開始早々、自らこちらにやって来てしまうため、雑魚を残してのクリアを強いられてしまう。戦闘要員が増えたこともあり、スルーしつつ全滅させることは可能だったとは思うが、メタルの被弾率を考慮し、ささっと決着をつけてしまった。諸々高いレベルを維持しているこの作品の唯一の弱点……というわけではないが、いつも戦闘の流れが同じだなーという印象がちょっとあったりするので、せっかくユニットが増え、SRPGとしての体裁が整ってきたところでもあるし、次回からは戦闘パートにも力を入れてもらえるといいなあ、とかとか。
CTバトルフィールド・第2話まで
 オリロボシナリオ「ガンバノン・スコルージ」の設定を用いた新シナリオ。名前を入力する主人公キャラだが、何も入力しないと本当に名無しになってしまうので注意が必要。デフォルトで「カンタ」としてもいいんじゃないかなー。
 戦闘パートはガルタンクが他の二機と比べて武装面で弱いため、第2話クリア後にジャイアントスイングを購入して取り付けてみた。
 あっさりめのテイストだが、CTに対する思い入れが感じられ、プレイヤーとしては嬉しいかぎり。
銀河大帝ギガカイザーXXX・第4話
 オムニバスオリロボシナリオ。今回はかつてスーパーロボットに乗って戦った少年が大人になって……という話。クリア後、解説を読んでコージが女の子だと知りびっくり。それにしても普通にいい話だった。さらっとこういうのを書けるっていいなあ。