週刊少年チャンピオン

 今週の話ではなく、先週、12号の話。今日が13号の発売日なので、さっさと読み終えてしまおうと目を通したら、デザートローズはあんな終わりかたになってるわ、変な読み切りが載ってるわで考えてしまい、買いに行く機会を逸してしまった。
 特に第77回新人まんが賞入選作として掲載されていた「Secret Base」は色々な意味で大変興味深く読めた。画力は全くその域に達しておらず、マガジンサンデーではまず掲載機会を与えられないと言っていいだろう。話も同様で、まさにチャンピオンだからこそ賞が取れ、載ったようなものだ。背景だけはそれなりだったので、どこかでアシスタントをしていたのかもしれない。これが載る、賞を取れる、というのは週刊少年漫画を志望する者にとってはかなりの励みになった一方、デザートローズのような扱いをも覚悟しなくてはならない。天国と地獄が二つ、太極図が如く渦を巻く混沌。それがチャンピオンか。