読了

メイド諸君!
 読み終えた。鳥取くん、あのダメダメさ加減を露呈した上で、それでもなお食い下がり、どうにかこうにか。しかし前半と後半で物語全く変わっちゃってますね。というか後半はもう鳥取くん主人公になっちゃってますよね。千代子さんの妹のこともどっかいっちゃったし。これは「ヨイコノミライ」の青木弟が、姉の夢をどうへし折ったのかがどっかいっちゃったのを思い出したりも。そんでもってこれも後半、いつのまにやら千代子さんのスペックが、ぐんと高くなっていました。そりゃまーコンパでのオトコ受けとか、伏線みたいなものはあったにせよ、彼女のモノローグまじえての序盤ではそういうふうには思いづらかったものです。そしてそれがゆえの、離別の時を恐れながらのハッピーエンド。相変わらず身悶えしながら読み進められました。傍から見たらキモすぎるだろうな私。