腹腹時計

 続けて「腹腹時計」。これに言いがかりをつけたのでしょう、青葉公会堂周辺に右翼街宣車両が集結していました。ゆえに警察官も大量に配置。おそらく公会堂ロビー内には映画を観に来た客よりも警察官のほうが多かったと思われます。一種独特な雰囲気の中、しかし映画はC級感溢れる笑いどころ満載のアクション映画でした。独白シーンとかはザザンボに通じるものがありましたが、その他はテレビドラマ以下のキープ・チープ・トリック。正直右翼連中もこれをちゃんと観たら馬鹿馬鹿しくなって帰るのではないかと思うくらい。そういう意味では面白かったのかな。まあ、渡邊文樹作品はいずれあなたの町にもやってくるでしょう。そしたら多分「腹腹時計」も上映するかもです。チャンスは逃したら駄目です。監督が存命のうちはDVDにもならないしビデオレンタルもされないことは確実、つか無理なので、観られる時に観ておいたほうがいいです。あなたがチープを求めているのなら。あとこれも全篇にわたって台詞が聞き取りづらいので日本語字幕お願いします。
 上映前に自らフィルムを回していた監督による前説がありましたが、やっぱり聞き取りづらかった。