コードギアス 反逆のルルーシュ

 とりあえず終わりました。ルルーシュは久しぶりに感情移入できる魅力的な主人公で、だからどんどん孤独になっていくのが観ていて辛かった。終盤のスザクとの会話にしても、V.V.なんてイレギュラーな存在は想定外だろうから、普通にユフィがスザクにゼロの正体を告げて逝ったと考えているだろう。ルルーシュがギアスを得た経緯、スザクのためには自身の計画すら曲げてきたこれまでのアレやコレを思うと、もうやり切れません。
 制御の利かないギアスが象徴するように、ルルーシュは自分の目的をなすために自分の安息の場所を、心許した友人たちと決別しなくてはならない。切り替えは最早かなわず、血塗られた道を歩むしかない。その胸中たるや如何ばかりでしょう。救いになってくれそうなナナリーは裏がありそうだし、カレンはスザクとの絡みがあるし、カグヤはまだよくわからないし、あとはもうシャーリーか会長しかいないんだけれど、どっちも非戦闘キャラだからなあ。
 ……なんてことを視聴後に布団のなかでぐだぐだ考えるくらいに入れ込んでいたので、夏まで待てとは殺生というものです。