買い物

パーム (29) 午前の光 (3) (ウィングス・コミックス)

　パームシリーズ第８話「午前の光」全三冊読了。
　「愛でなく」がとんでもない長編だったので、三冊でまとまったのに軽く驚いていたり。回を追うごとにボリュームが増していたけれど、別に冗長になっていたわけではなかったのかーと。なんとなく、今回は伏線の決着話というか、慌しく物事が過ぎていった印象が強いです。相変わらずカーターとジェームスのやりとりは面白く、それでいて艶があり、啓蒙的でした。客観的な視点では既に語れなくなっている作品ですが、残すところあと２話。最終話が「愛でなく」よりは短めだという予定らしいので、「蜘蛛の紋様」は長くなっても５〜７冊くらいでまとまるのかな、なんて思いつつ、次の刊行を心待ちにします。