SRC(SRC感想)

魔王鋼殻ギガンデモナ・第9話(最終話)
 追い詰められた敵魔王は、オーマの嘲りに我を忘れ、その全戦力を披露、捨て身の戦いを挑んできますが、それすらも自分の首を絞める結果になってしまい、何ともはや、可哀相としか言えません。
 最終話の戦闘パートとしては、意外なほどに簡単です。犬兄弟の一方を2段階まで強化しておいたせいもありますが、無強化状態でもおそらく苦戦らしい苦戦はしないでしょう。肝としては、相手が気力150になるのは仕方ないと割り切って、ENが回復しきらないうちに、間をおかず決着をつけることです。必然的に相手は最弱攻撃を繰り出すしかないわけで、そうなればもう勝ったも同然。削るだけです。ンなわけで、この手のシナリオのラスボスとしては、破格の弱さかもしれません。それもまた可哀相なところなんですが。
 でもって、真魔戦争の初陣を飾ったオーマ御一行。超魔鋼帝(という名前は、ダイ大のハドラーを思い出しました)デモナカイザーへと進化したギガンデモナに死角無し、といったところでしょうか。新たな敵の到来に胸躍らせ、テンプレ台詞を決めて完結です。

 いいシナリオでした。オリロボ作品として、共闘シナリオ参戦の際には敵にも味方にも配置できる極めて使い勝手のいい連中ですね。また、使いたいと思わせるだけの魅力がある流れと、キャラたちでした。
 戦闘時のカットインは見習うべきところが多々あります。オリロボ作者は研究してみましょう。