葬祭

 私がまだ幼い頃、よく釣りに連れて行ってくれた親縁が亡くなられた。
 今日になって唐突に告げられるも、さすがに欠席するような不義理は終わってるだろう。車で一路、斎場へ。親類縁者の集うなかに小牧愛佳の髪型をした高2の少女子がいた。えらいしっかりした受け答えだけでなく、将来に備えての資格検定もいくつかパスしたという。自分が高2の時って、何もしてなかったですよ。仲間とつくった同好会で遊び放題でしたよ。なんとまあ。などと心のなかで感心するも、いの一番にいいんちょを連想する私は終わってました。