SRC(SRCシナリオ感想)

『世界』の車窓から・第三部〜番外編
 驚愕の戦闘アニメ演出に圧倒される版権シナリオ。完結の第三部。
 マジンガーZを打ち倒すべく光子力研究所へ向かうDIO様だったが、その道中、ミケーネ残党に苦戦するマジンガーZを目の当たりにして……という内容。
 戦闘パート前半は、これまでチェーンコンボの練習を怠ってきたツケを一気に払わされることになった。何度も何度もやり直していくうちに、即復活する雑魚でボーナスマーカーをつくればいいのかと悟り、どうにかこうにかクリア。DIO様が加わる後半は、ボーナスマーカー要らずということもあり苦戦せずクリア。
 オチは小気味よく、何とも晴れやかに終わってしまうのだけれど、もっとプレイしていたかったな、という残念な気持ちにもなったりしました。
 番外編はウイングゼロやデスサイズヘルを使える戦闘テストのようなステージ。ツインバスターライフルのアニメの凝りようたるや、GBA時代のSRWと比べても遜色ないものになっており、もう脱帽するよりほかありません。
 物語にしても、これだけ濃ゆい主人公を扱いながら、さくっと短くまとめていて、大胆というか、強い意思を感じました。書き手がキャラに振り回されていない、とでも言ったらいいのか。
 素晴らしき情熱と技術、二つの両輪が織りなす楽しいシナリオでした。