昼食後にまったりとしていると眠りに落ちた。
 そこそこ大きめの屋敷を、霊能者と連れ立って歩いている。屋敷の片隅に上半身だけ、下半身が透けている男が見える。幽霊。
「おー。見える見える」
「見えてもいいことなんてありませんよ」
 一度見えると、どこまでもついて回る。休憩していると部屋のベランダに、ふんどしを付けた全裸男が何かを喚き散らすようにからだを揺すり暴れている。それに反応してちょっかいを出そうとする自分。ここで目が覚めた。心臓が早鐘を打っていた。やばいやばい。霊関係の夢は気をつけないと。