週刊少年チャンピオン

 「範馬刃牙」、こういうハッタリエピソードを描かせると、板垣先生は少年誌でも随一だと思う。
 「バチバチ」、主人公の先輩を立たせつつも、という難しい課題を見事達成。いいなあ。
 「ナンバデッドエンド」、物語が終わりに向かってるなあという印象。読んでいて気になっていた部分が解消されたのは良かった。
 「ハンザスカイ」、佐渡川先生帰還。一読して分かるとおり、ついに「無敵看板娘」では描かれることがなかった鬼丸美輝と西山勘九郎の、一部のファンが期待していた姿をそこに見ることができるかもしれない。穿った見方をするならば、スルーしていた側面に、決着をつけんとする意思をも感じるのだ。また空手という題材は、作者の真骨頂であるだろうし、この新連載は大いに期待したい。