相棒8

 神戸プッシュ回。しかし個人的には大女優・草笛光子さんの健在っぷりを全編にわたり確認できるという眼福回だった。先日亡くなられた南田洋子さんとほぼ同い齢であり、必殺シリーズのファンの一人としては、健康でいてくれさえすればそれだけで、という存在だったのだが、やはり芯のある姿を見られると安心できるものです。仕事の関係で最初の五分くらいは見逃してしまいましたが、まともにやれば90分くらいは必要になりそうな話を、かなり端折ってまとめたなあという印象。断片的なシーンが多かったせいかな?
 苦土石灰の話が出たところで「爆弾みたいなの出るかな」と思った視聴者は多分結構いたはずで、実際そうなったわけですが、このシーズンで恒例となるのだろう、右京さんの(今回はいつにも増してたけれど)強引な推測をもとにした行動を牽制する神戸くんというパターンから一歩踏み込んで、自らも推測をもとに説得を試みる神戸くんの姿は、斜に構えているかもしれない視聴者のガードを下げるには好材料だったのかも。