SRC(SRCシナリオ感想)

SRC英雄譚2・最終話
 SRCオリロボ共闘シナリオ。ついに最終回。そんでもって、満を持してのラスボス登場。いやいや、凄い行動理念だ。っていうか、安曇さんはあれで退場だったのか。ロリ朱雀院の危機に駆けつける仲間と、最後の決戦。何はともあれ最優先で潰すべきは敵方のテントエルモだ、ということで、ランク10の運動性・装甲であろうとも、SP必中を付与した貫属性のイデアブレイカーの前には意味を成さないことを証明しつつ撃破。マフは本当に素晴らしい。それはもう、凶悪なHPを誇るラスボスであろうとも知ったこっちゃないくらい。
 まずは何とかして丁度いい距離まで引っ張り出し、ククルカンとクレイオズブルーのSPひらめき魂付与の最大攻撃を炸裂させ、仕上げはテントエルモのSP捨て身付与(蓮華さんのSPみがわりをその都度使用)のインフィニティレインボウ三連発(09のSP再動)でワンターンキル。やはりこのシナリオにおける最大の激戦・難関は第29話だった。あの戦いを経た後では、前話も今回のラストバトルも、割と容易に感じられてしまうという恐怖ッ。
 威厳的には疑問符の残るラスボスの末路の後に、感動のエンディングが待っていました。この手の最終回のお約束とはいえ、イジェクトのシーンはちょっとやばかった。歌つきなんですね。いいなあ。
 キャラのその後、奈々保さん、というより力彦くんブッ飛びすぎです。何という究極の勇者夫婦ッ。
 その他、ラゼルネフ主人公と彼女さんのやりとりとか、微笑ましい感じが良かったのですが、終盤に見せられたあの二人の別れのシーンの意味を思い返すと、何とも言えなくなったりしますね。
 最後まで何の略か語られることはなかったSOGはお約束として、細部にわたり本当に丁寧につくられた共闘シナリオでした。かつてOSRWが、いわゆる版権ロボ共闘モノの一つの基準となったように、今後はSRC英雄譚2が、オリロボ共闘シナリオの指針となっていくでしょう。
 楽しく、やり応えのある素敵なシナリオでした。オンボロイドβさんに最大の賛辞を。