ウォッチメン

 109シネマズにて昼の回。観客約40人超。
 私たちは行き詰ってしまっていて、何か大きな存在に救済されたい、いや、すがりたいのかもしれないなーと、観終わって思ったりした。春休みなので中高生(何か15禁指定っぽいような感じだったので、高校生なのだろう)らしき集まりもいた。彼らは少し不満そうだった。気持ちいいカタルシスを味わえなかったようだし、それは仕方のないことだろう。ボーッと観ていて、「劇画オバQ」とか連想した。他作品と比較するのは御法度だろうが、個人的な感想としては、「ダークナイト」には及ばないなーといったところ。けれどもウルトラマン仮面ライダーの洗礼を受けた世代なら、うまく言葉にできない複雑な思いがこみ上げてくるのではないだろうか。心に響くモノは確実にある。原作は1986年発表だという。奇しくもOOの1期では似たようなテーマが扱われたが、元ネタはこの作品からかもしれないなーとかとか。
 原作未読の私がハテナだったのは、ナイトオウルやロールシャッハらの異常な戦闘力だ。作品内において説明がなされているマンハッタンさんはともかく、他のヒーローはなんなのよと。ブランクの関係なさは鍛錬の賜物ってわけでもなさそうだしなー。

 それはそれとしてこの前ここに来た時に胸を打たれたあの大きな可愛い犬のぬいぐるみが酷いことになっていた。くたびれてるよっ!

 少子化な世の中とは思えないほど子供たちで溢れているところなだけに、かなり乗っかられてしまったようで。ああ……。