劇場版「菅井君と家族石」

 夢を啓示だと思い、行ってきた。で、見当違いなことを書く。余裕。後援。これに尽きると思った。TOHOシネマズの懐の深さというものを、観ていて感じた。蛙男という作家に対する出資、後援。中世、音楽家や芸術家には貴族の援助があったという。おそらくはそれと同じこと。華を添える意味。映画文化の一助となればと、そんな思惑があったんじゃないかと勘繰ってしまうような、不思議な感覚があった。
 ららぽーと横浜。平日の夜で、客は少ない。いやそもそも映画化するような作品ではないのだ。グチバッカは面白かったが、前作ほど揺さぶられるシーンはなく、小さくまとまっている印象を受けた。それでも、こういう作品がああいう場で上映されているという意味はとても大きく、足を運んで観る必要はあるのだ。とかとか。