SRC(SRCシナリオ雑記)

自由の名の下に・第1話
 なのはとギャラクシーエンジェルガンダムSEEDな版権シナリオ。
 自分のことを棚に上げて書きますが、第1話からこんだけ登場人物を出されても全くついていけません。出してはいけないのではなく、キャラを立てていないのと、プレイヤー視点が抜け落ちているのが問題なのです。これは版権であろうとオリであろうと変わりはありません。作者のなかではこいつがどんなキャラなのか、そりゃあ当然、わかっているでしょう。ですがプレイヤーには分からないのです。そのためにどうするか。このキャラをプレイヤーに受け入れてもらうためにはどうしたらいいのか。そのための試みがなされていません。どかっと極端に杭を突き立てるも、静かに少しずつ積み上げるでも構いません。主人公がはやてかタクトなら、他はさらりと流すだけにしてもいいでしょう。もっとも、筒井康隆先生の「朝のガスパール」第105回あたりを読むと私の主張も色を失うわけなのですが。まあそれはさておき推敲はきっちりとしましょう。テストプレイ時に噛むように文章を読んでいくと不自然な箇所がちょこちょこ見つかると思います。戦闘バランスについてはアレコレ言いませんが、射程が画面外にまで伸びるのは単純にプレイビリティを損なうのではないでしょうか。正直、「スタート.src」ファイルがあること以外、反面教師でしかない作品になっています。