江戸の牙(第24話)

 最終三部作(嘘)。学習塾に通う謎の若者。彼のライバルは次々と奇怪な死を遂げていく。っていうか殺されていく。結果として最優等生になった彼は次期勘定奉行と目されるお偉いさんに婿養子として引き立てられていくのでした。しかし彼の育ての親はそのお偉いさんと裏でつながっていたりして、すべては出来レースなわけで。更にはお嫁さんのほうもまたお偉いさんに幼い頃に引き取られた養子であり、14の頃からそいつに性奴隷として扱われていたりなんかしたりしていたのでした。彼は自分と恋仲であった娘が養父たちの悪辣な罠にかかり始末されたことを知るに至り、操り人形であることをやめ養父たちに反旗を翻そうとしますが、敢え無く返り討ちに――てなところで牙たちが討ち入りにやってきます。恒例のクラップ&クラップが響き渡れば、死山血河がタチドコロ。かくして江戸からまた悪党が殲滅され、彼は剣さんによって助けられていた娘さんと一からやり直すのでした。めでたしめでたし……。って、14の頃から慰み者にされていた娘さんのその後はスルーですか! 炎に包まれた屋敷と共に焼け死んだとみるのが妥当ですが、それはそれで救いがなさすぎなようなあああ。